福祉の専門分野と資格の種類

福祉の仕事に就くにあたって、資格の種類を把握しておくことは大切です。

 

いざ福祉の世界で働こうと思った時に資格があるのとないのとでは違って来ますし、就職や転職の際にも資格があることで優位に立てる可能性が高まります。

 

それに資格がなくては働くことのできない職種もありますので、事前に調べておくと安心です。

 

それでは福祉の資格にはどのようなものがあるのか確認してみましょう。

福祉の専門分野は様々

福祉の仕事と一口に言っても、その分野は色々に分かれています。

 

対象者が変われば支援の仕方や活動する場所が異なるのは当然のことですよね。

 

初めの内は様々な現場を経験して、慣れて来たら自分が専門にしたい分野を絞って、その仕事をするための資格を取得するのも良いでしょう。

資格の種類

福祉に関する資格は国家資格と民間資格の両方があります。

 

国家資格

 

国家資格さえ持っていれば安泰ということは残念ながらありません。

 

いくら国家資格を持っていてもそれだけで価値があるわけではないのです。

 

ただし、国家資格の権威が高いのは疑いようのない事実です。

 

何故なら国家が認定している資格なので、民間資格に比べるとはるかに重視されるでしょう。

 

民間資格

 

民間資格の難易度は様々です。

 

比較的簡単に取得することのできるものから、取得が非常に難しいものまで揃っています。

 

当然ながら取得が難しい資格を持っていれば評価も上がるでしょう。

 

ちなみに民間資格は文字通り、民間の団体が制定している資格です。

 

公的資格

 

以前は公的資格という、省庁による認定を受けたものがありましたが、現在は廃止されています。

 

ただし、国家資格や民間資格以外にも福祉の仕事をする上で非常に重要な資格が多数存在しており、
それらを指す言葉として公的な資格という言葉を使っています。

福祉の仕事に関する資格

福祉の仕事の中には資格保持者でなければ行うことのできない業務があります。

 

これらは法律で定められていることであり、資格がなければその職業に就いていることを名乗ることができません。

 

当然、個人的に事業を行うこともできません。

 

それでは具体的にはどのような内容なのか確認していきましょう。

 

許可

 

まず、資格保有者だけがその業務を行っても良いと「許可」されており、いくら家族や友人に対してでも、資格がない限りはその業務をしてはいけないという業務があります。

 

例えば薬剤師の場合、家族が病気を患っていたとしても、資格を持っていない限り、勝手に調剤してはなりません。

 

ただし、医師や歯科医師、獣医師に関しては場合によっては業務を行うことができます。

 

独占業務

 

また、特定の業務に関しては資格を保有していない者が「事業」として行うことができないと法律で定められています。

 

例えそれが営利目的でないとしても、継続的かつ多くの人を対象に行っていれば、事業として見なされてしまいますので資格がなければ行ってはいけません。

 

ただし、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を持っていなければ、業務としてケアプランを立てることは不可能ですが、個人的に家族のためのケアプランを作成することは資格がなくても可能です。

 

名称独占

 

例えば医師免許を持っていない限り、医師を名乗ることはできませんが、このことを名称独占と言います。

 

ただし、肩書きは別です。

 

相談員やソーシャルワーカーなどの肩書きを名乗ることには問題ありません。

 

任用資格

 

任用資格というのは、ある職業・職位に就くために求められる資格ですが、ただ資格を持っているというだけでは意味がありません。

 

例えば社会福祉主事になるためには社会福祉主事任用資格が必要となり、その資格をもって晴れて社会福祉主事の職に就けた段階でその職業を名乗ることができるようになります。

 

必要資格

 

必要資格というのは文字通り、ある業務を行うために必要な資格をもっている人を配置するためのものです。

 

福祉用具専門相談員は福祉用具貸与事業には欠かせない存在で、もし介護保険の指定住宅サービスで実施する場合には事業所に2名以上の福祉用具専門相談員を置くことが必要となります。

福祉の資格の難易度

どの資格においても言えることですが、資格は取得が難しいものほど高く評価されます。

 

しかし、難しい資格はやはりハードルが高いので、いざ資格を取ろうとしてもそう簡単にはいきません。

 

それにこの資格を取得した後に次はこの資格というように、いくつもの段階を経てようやく取得できる資格もありますし、福祉の資格を取るのは容易ではありません。

 

そうなると資格を取得するためにはどのような方法を取れば良いのか悩みますよね。

 

実は資格を取るための方法は色々ありますので、自分に向いている方法をよく考えてみると良いでしょう。

 

通学の必要がある資格

 

まず、資格取得のための条件が大学や大学院を卒業することであったり、何らかの学校に通う必要のあるものは取得するのが難しいと言えるでしょう。

 

資格そのものに関してもそうですし、現在社会人の人にとっては日中に通学する必要のある資格の取得は物理的に難しくなります。

 

研修で取得できる資格

 

次に研修を受けて資格取得する方法ですが、こちらは通学と比べると資格を取得しやすいと言えます。

 

研修にかかる日数はバラバラですが、きちんと研修に出席さえしていればほぼ資格を取得することができます。

 

ただし、主任介護支援専門員などの資格はたった1日でも欠席してしまうと資格取得が難しくなりますので、日頃から体調管理に気を付けなくてはなりません。

 

また、社会人の場合は日頃の仕事に加え、毎日こつこつと勉強をしなくてはなりませんし、貴重な休日に研修を受けなくてはなりませんので、強靭な精神力が試されます。

 

実務経験が求められる資格

 

資格の中には数年間の実務経験が求められるものがあります。

 

この資格は現場で働いている人にとってはそれほど取得が難しいものではありませんが、現在社会人の人にとっては取得がかなり難しくなります。

 

認定試験

 

認定試験には色々と種類があり、資格ごとに難易度が異なります。