障害者(児)ホームヘルパー養成研修の概要と種類

障害者(児)ホームヘルパー養成研修とは、身体障害や知的障害を持った介護を必要としている人たちに適切なホームヘルプサービスを提供できる人材を育成するための研修です。

 

障害者総合支援法が関連する法律となっており、各都道府県・各政令指定都市が問い合わせ先になっています。

 

この研修を受けることで、障害者(児)に適切な介護を行うための基本的な知識と技術が身に付きます。

 

この研修は現在、提供するサービスの種類やレベルに応じて10種類あり、それぞれ受けることができるのですが、他の研修を終えた後でないと受けられない研修も一部あります。

 

以下が障害者(児)ホームヘルパー研修の種類です。

 

1. 居宅介護職員初任者研修課程

 

対象:障害者全般

 

内容:居宅介護業務についての知識と技術を身につける

 

時間:130時間

 

2. 障害者居宅介護従業者基礎研修課程

 

対象:障害者全般

 

内容:居宅介護業務についての基本的な知識と技術を身につける

 

時間:50時間

 

3. 重度訪問介護従事者養成研修基礎課程

 

対象:常時介護を要する重度の身体障害者

 

内容:食事、入浴、排泄の介護および調理、掃除、洗濯、移動中のサポートといった日常生活全般の介護についての基本的な知識と技術を身につける

 

4. 重度訪問介護従業者養成研修追加課程

 

対象:常時介護を要する重度の身体障害者

 

内容:重度訪問介護従事者養成研修基礎課程を修了した人を対象にした研修で、基本的な知識と技術をさらに深め、とりわけ重度の障害者についての緊急時における対応について学ぶ

 

5. 重度訪問介護従業者養成研修統合課程

 

対象:常時介護を要する重度の身体障害者

 

内容:重度訪問介護従事者養成研修基礎課程および重度訪問介護従業者養成研修追加課程、さらに社会福祉士および介護福祉士の基礎研修を統合した研修

 

〈基礎研修の内容〉

 

●重度障害児・者等の地域生活等に関する講義 / 2時間

 

●喀痰吸引等を必要とする重度障害児・者等の障害及び支援に関する講義、緊急時の対応及び危険防止に関する講義 / 6時間

 

●喀痰吸引等に関する演習 / 1時間

 

6. 同行援護従業者養成研修一般課程

 

対象:移動が困難な視覚障害者

 

内容:外出時の移動中をサポートし、食事や排泄などの介護の知識と技術を身につける

 

7. 同行援護従業者養成研修応用課程

 

対象:同行援護従業者養成研修一般課程を修了した人を対象にした研修で、基本的な知識と技術をさらに深め、より思い障害や疾病についての知識やシーンごとの同行援護技術について学ぶ

 

8. 行動援護従業者養成研修課程

 

対象:知的障害もしくは精神障害のために行動に困難をきたしており、常時介護を要する障害者

 

内容:障害者の行動において危険となりうるものを避けるためのサポートや外出時の介護についての知識と技術を身につける

 

9. 日常生活支援従業者養成研修課程

 

対象:全身性の障害者

 

内容:食事、入浴、排泄の介護および調理、掃除、洗濯、移動中のサポートといった日常生活全般の介護についての基本的な知識と技術を身につける

 

10. 継続養成研修

 

居宅介護職員初任者研修課程の修了者の能力の維持とレベルの向上を目的とした研修

 

またこの障害者(児)ホームヘルパー養成研修ですが、介護職員実務者研修を修了していればそれと同等の知識を有していると判断されます。

 

なお、障害者(児)ホームヘルパー養成研修を修了した人は居宅介護サービス提供事業者として働くことができます。

 

障害者(児)ホームヘルパー養成研修は試験もありませんし、研修を受講するだけで修了することができます。