福祉用具選定士の仕事と職場

福祉用具選定士とは、福祉用具専門相談員の能力の向上を目的とした一般社団法人日本福祉用具供給協会が創設した資格であり、福祉用具専門相談員がより高い専門性を持ってケアマネジャーや利用者に対して、福祉用具の選定や使用方法に関するアドバイスを行えるようにするものです。

 

福祉用具選定士は福祉用具貸与事業所が主な職場となり、祉用具選定士の資格は福祉用具専門相談員の資格を有し、なおかつ福祉用具専門相談員の実務経験が2年以上ある人が一般社団法人日本福祉用具供給協会が行う福祉用具選定士認定研修を修了することで取得することができます。

 

なお、福祉用具選定士認定研修はA研修(3日間)とB研修(2日間)に分かれており、それぞれの研修を受講した後に実施される筆記試験に合格することで福祉用具選定士に認定されます。

 

福祉用具選定士認定研修のカリキュラムは次の通りです。

 

A研修(ベッド・車椅子について)

 

1日目:ベッドのメリット、デメリット、ベッドの安全対策、ベッドと起居動作、ベッドの実習など

 

2日目:ベッドの構造、マットレス概論、車椅子の基本事項と構造、車椅子のメンテナンスなど

 

3日目:車椅子の付属パーツの活用方法と移乗への応用、車椅子利用者の疾患別の注意点など

 

研修の最後に筆記試験が行われます。

 

B研修(歩行器、床ずれ防止、リフトについて)

 

1日目:床ずれ防止(講義・実習)、歩行器(講義・実習)など

 

2日目:移動リフトの移乗方法と種類など

 

研修の最後に筆記試験が行われます。

福祉用具供給事業従事者現任研修会の概要

福祉用具供給事業従事者現任研修会は一般社団法人シルバーサービス振興会が行っている福祉用具貸与事業であり、多様なニーズにマッチした福祉用具を適切に提供する為に福祉用具供給事業従事者研修の修了者に対し、保健や医療、福祉に関連する研修を行い、よりレベルの高い知識・技術を身に付け、その資質を高めることを目的にした研修です。

 

この研修は福祉用具供給事業者研修の修了者で、なおかつ修了から5年以内の人を対象としています。

 

そのため、福祉用具専門相談員講習を修了しただけではこの研修を受けることはできません。

 

ちなみにこれら両方の研修を修了すると、介護職員初任者研修相当の研修を修了したと判断され、さらに実務経験を5年以上積んでいると介護支援専門員実務研修受講試験を受けることができる場合があります。

 

なお、福祉用具供給事業従事者現任研修会の修了者は福祉用具貸与事業所で働くことになります。